第6回目は、モデルのベンジャミン・ペリー・ボズウェルさん。

photo by Yoshinobu
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185cmの長身にキリッとした小顔、ひと目で「モデル」さんと分かる超絶イケメンな彼は、現在様々な広告媒体で目にすることができます。

provided by Benjamin
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特にこの一年はテレビなどのメディアや各種イベント、ショーを含め、さらにその活躍の場を広げています。今回の取材はそんなベンジャミンさんのプライベート大公開。

しかも、二日間に渡る密着ロングインタビューでお届けします!

photo by Yoshinobu
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…と、その前に。取材内容の打ち合わせを兼ねて、まずはランチをご一緒することとなりました。

連日の忙しいスケジュールに加えてこの日の前日は深夜までの撮影だったそうで、少し体調がすぐれない中も笑顔で迎えてくれたベンジャミンさん。「俺のオススメだとイタリアンの○○か、チキンワッフルの店かビストロ的なところ(まだ行ったことないけどw)」と、最寄りの駅まで私を迎えに来てくれてのエスコート。それは店内に入ってからも変わらずに、気取らずに自然と振舞われる気配りがホントに素晴らしい。ついそのルックスに目を奪われがちなベンジャミンさんですが、実は内面もカッコいいのです。

photo by Yoshinobu
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さて、チキンワッフルでのランチを済ませ、いよいよベンジャミンさんのご自宅へ。

「友達を呼んでホームパーティもよくしますよ。10人くらい集まったこともあるかな」

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ベンジャミンさんの部屋は、ロフト付きで天井が高い洋室ワンルーム。

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ブルックリンスタイル風の“男前”インテリアで統一されています。

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「もう少し広い部屋に越したいなとも思うんだけど、なかなか引っ越すタイミングがなくて…。でも5年以上住んでるこの部屋は落ち着くし、すごく気に入ってます」

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玄関の窓辺には、ご家族の写真も。

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「冷蔵庫のステッカーは、いろんなイベントとかの仕事で頂いたものです」

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読書もよくするというベンジャミンさん。これは村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の英語版。

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それでは、ベンジャミンさんの少年期…来日した経緯からモデル活動に至るまでのお話を伺っていきます。ご自宅ならではの取材、彼には普段通りに寛いでいただきました。

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アメリカ・インディアナ州生まれのベンジャミンさんは、1990年生まれの現在26歳。15歳から19歳まで、毎年夏の三ヶ月くらいを北海道で過ごしていました。というのは、ベンジャミンさんの御一家が通っていたアメリカの教会と、札幌にある教会が姉妹提携を結んでいたので、聖書の勉強や伝道のお手伝いをしに来日していたそうです。

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ベンジャミンさん曰く、この環境が良かったとのこと。土地柄、外国人がほとんどいなかったので日本語を覚えるのにとても適していたこと。日本語の聖書を読みながら、教会の人たちが丁寧に教えてくれたそうです。一緒に過ごしていたのもかなり年上の人ばかりで、同年代からだけでは学べない知識や考え方に触れる機会にもなっていたようです。

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「20歳ではじめて東京に出てきたとき、すぐに渋谷でスカウトされて、それでモデルの仕事をスタートさせました。札幌に住んでたときは自分もこのまま宣教師みたいな職業に就くのかなって思ってたんですけど、全然イメージは湧いてなかったんです…なんか違うなって」

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「絵を描くのが好きで高校もアート系の学校だったんですけど、大学もそのまま芸術学部に通っていました。でも学費も大変だったしモデルの仕事が忙しくなってきて、二年で辞めることになりました。そういう経緯で、今は日本をベースに、アメリカとかタイとか、香港とかもそうですけど、いろんな国の仕事をさせてもらってます」

これ(下の写真)は学生時代にベンジャミンさんが描いた作品だそうです。

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「モデルとしての仕事はすごく好きです。もともとファッションに興味はあったから。でも自分の『売り方』ってすごく難しいんだなって、最近特に感じます。でも今も周りには素晴らしい先輩たちが多くいて、彼らからたくさんのことを学んでいます」

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「モデルってとにかくビジュアルイメージが一番大事なものだから…いくら疲れてても、眠たい、お腹空いた、イライラしてるとか…体調が悪くても熱が出てても、必要であれば、すごく爽やかな表情をしてなきゃいけないとか。あと、これは実際にあったんだけど…6時間くらい自分のサイズより2つくらい小さい靴を履いて、何回もジャンプをしなきゃいけないとか。これもよく聞くと思うけど、寒いときに薄着でとか、暑いときに厚着でとかいう撮影はやっぱりありますね。でももちろん仕事だから、嫌ってワケではないですけどw」

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さて。実は今回の取材では…なんと!ベンジャミンさんの私服を大公開していただきました。様々なシチュエーションごとに展開してくださいましたので、お話とともにご覧ください。

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「最近はファッションウィークから外して、販売開始の直前にラインナップを発表するブランドも出てきてます。それに…これは俺たちモデルにとっては仕事が増えて嬉しいことでもあるんですけど、年に何回もコレクションを出すデザイナーさんもいたりして、ファッション業界にもいろいろ変化がありますね」

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「昔から歌手とかロックスターに憧れてるところがちょっとあって、でも僕はあんまり歌が上手くないから残念ながら歌手にはなれなかったんですけどw…でも、一番近い気持ちかな、ランウェイで歩くのって。一瞬で終わっちゃうけど、でも素敵な服を着て、カッコいいノリノリな音楽のビートに合わせて歩くのってすごく気持ちがいいんですよ。緊張もしますけどねw」

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「バックステージはすごくバタバタしてます。ショーで着る服っていうのはステージ上で一番キレイな状態を見せなきゃならないから、シワにならないためにも出番の直前で着るんだけど…。例えば、一回のショーで自分の着る服が2~3着ある場合とかは、自分の顔写真が貼ってあるラックがあって、そこにはフィッターっていう着替えを手伝ってくれる方がいるんですけど。ヘアメイクさんがギリギリまで髪をセットしてくれたりパウダーをやってくれたり、スタイリストさんが服の微調整をしてくれたりしてて…。それで一着目でステージに出て歩いて戻ってくると、次に着る服の着替えにはだいたい2~3分とかしかないんですよ。だから、ステージからハケたらほとんど走りながら服を脱いでフィッターさんのところに戻って…って感じです。だから裏では『カモ~ン!!』って叫んでたりしますよw。いくらしっかり準備をしてても、裏ではだいたいパニック状態になってますねw。表ではすごく爽やかなショーなんですけど」

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「ファッションショーって…例えば15分くらいの時間で、半年かけて作り上げたものを綺麗に見せるワケだから、相当みんな神経使ってやってます」

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「俺は仕事でいろんな服を着る機会があるから、その分いろんなバリエーションの自分を見られるんですよ。パンクっぽい撮影の次の日にエレガントな撮影だったり、翌日はビジネス系、次はヒップホップ系…とか。そのお陰もあって、普段の服もホントに気分によって変わってきますね。最近は昔よりだいぶ落ち着いたかなって思いますね」

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「あとは…服って、自分の気持ちを表現するのにすごくいい手段だと思うんです。気分が落ちてて悲しい時には黒とかダークな色使いだったり、ハッピーなときにはキャップをかぶってカラフルなものを選んだり。まぁ毎日スーツを着るサラリーマンの方は難しいかも知れませんけど…でも、朝シャワーを浴びてから、何を着ようかなって思いながらここ(クローゼット)の前に立って自分の手がどの服に伸びるか…とか、楽しいですよね」

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「キレイ好きっていうのか分かんないですけど…けっこうスッキリしたい方なので、半年とか数ヶ月に一度は服を整理します。最近着てないなぁとか、もう着れないなぁっていうのは、売ったり友達にあげたりしてます」

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「日常的にはファストフードとかお菓子類はほとんど食べないです。フルーツのスムージーを自分で作って朝飲んだり、最近は鶏のササミ肉とか…ブロッコリーと茄子とアボカドとか。でも定食屋とかも行きますよ。筋トレの前にはBCAAっていうパウダーを飲んでちょっと元気をもらって、終わったらプロテインとクレアチンを摂ってます。アメリカ人だからってワケでもないんだろうけど、もともとビーフシチューとかロースとビーフとか好きですね。イタリア料理も好きだし、少し前にタイ旅行に行ったせいもあるかもしれないんですけど、最近はタイ料理が食べたいなぁとか」

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「アンダーウェアのショーの仕事が入って…例えば三週間前くらいにそれを言われたとして、最初の10日間くらいはめちゃめちゃ食べて体を大きくして、後半の10日間は要らないものを全部落として、お酒も飲まないし、三日前くらいからは水分も摂らないようにします。ウォーターウェイトって言うんですけど、脂肪ってスポンジみたいに水分を溜め込むんですよ。だから直前には水分を控えるんです」

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「ジムには週に4~5日くらい行ってます。日によって腹筋をやったり、脚とお尻をやったり、腕と肩をやったり。僕は自宅でのトレーニングだと、ちょっと疲れただけでやめちゃったりして…たぶん自分に甘えちゃうと思うんです。でもジムでトレーニングするのって、もちろんお金もかかってるしね…自分よりしっかりとカラダ作りしてる人も見られるから影響を受けたり、やり方を参考にさせてもらったり。ウェイト(重さ)でちょっと見栄を張ったりw。出来るときはだいたい1時間くらいトレーニングしてから、ゆっくりお風呂に浸かるのも楽しみのひとつですね」

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「仕事についても、自分ではなかなか良くできたかなって思っても、先輩たちの仕事を見て反省して見習ったり、学んだり。同じような真似はできなくても、自分だったらこれが出来るとか…そのレベルに達したら、また次のレベルを目指せるようになりたいって思いながら、ひとつひとつやってます」

もちろんベンジャミンさんのお話は、全て日本語(助かったw)。実は彼の声はとても深みがあって抑揚も豊か。記事ではお伝えできないのが非常に残念です。

以上、ベンジャミンさんのお話と、私服公開の七変化はいかがでしたでしょうか?

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着る服によってこんなにも印象が変わる…というか、どんな格好も素敵にみせてしまう彼。

撮られるときの秘訣を訊いてみたところ…「カメラを人だと思って、それが友達だったり好きな人だったり、その人にどんな風に自分を見せたいかって考えたりします」とのこと。皆さんも参考にしてみては?

って、なかなかマネ出来ませんよね…w

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さて、まだまだ続きます!

日を改めての2日目は、ベンジャミンさんの「食」について伺いました。

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先ほどの話にも出てきましたが、まずは自家製スムージー。材料は、冷凍ホウレンソウ、ミックスベリー、マンゴー、バナナ、ハチミツなどなどに加えてプロテインパウダーを少々。普段はヨーグルト、パイナップルなども入れるそうです。

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繊維の硬いホウレンソウは最初に入れるのがポイントだとか。

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そしてベンジャミンさん自ら、グウィーン…とやってくれました。

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はい、出来上がり!私の分も作ってくれました。

この日はヨーグルトが無かったので(買い忘れw)、ちょっと固めの仕上がりだそうですが、ベリーの甘酸っぱさとホウレンソウの青味をハチミツが和らげてくれていて、とても飲みやすい。冷凍食品の効力でキーンと冷えているのも嬉しいところ。

そして次は、ブロッコリーと鶏ササミの簡単レンチン蒸し料理。それぞれをひとくち大の大きさに切り、塩・胡椒などで好みの味付けをしたらレンジでチン。

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その出来上がりを待ってる間に、ベンジャミンさんがこっそり…秘密を教えてくれました。ビスケットで有名なLotas(ロータス)からペースト状のスプレッドが発売されていて、これが大のお気に入りなんだそうです。私もひと口いただきましたが、甘さ絶品!

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急いでシャッターを切ったのでピントが合ってないのですが…ストイックなモデルさんの素直な一面。「恥ずかしい」と言いながらも可愛らしい表情をみせてくれましたので、せっかくだから載せておきます。ごめんね、ベンジャミンくん。

こういう時は「ごめんジャミン」だっけ?

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…と、余談の間にレンジからはブロッコリーの青々とした、好い匂い。こちらも出来たようです。

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スムージーと合わせて私も一緒にいただきました。うん、イケる。全然『精進料理』的な感覚はなく、日常的にいただけそうな充分な食感とササミ肉の甘さ。味付けもバリエーションで遊べそうだし、何せレンジで簡単に仕上がるっていうのがいいですね。

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「モデルの仕事はずっとやっていけるワケじゃなくて…レディースは特にそうですけど、やっぱりメンズでも若さが大事だと思います。モデルの仕事って、ホントにいろんな人とお会いする機会が多いんです。だからその分いろいろなことを学べますし、コネクションを拡げさせてもらうこともあります。そうやってモデルの仕事を通して得たことを、次にどう繋げられるかが大事だと思ってます」

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「人によっては、自分のブランドを立ち上げる人もいますし、ファッションエディターになる人もいます。自分の食事制限の経験から、レストランをやる人もいます。それぞれに違う道が無限にあるので、憧れるし、楽しみですよね。マリアーノっていうイタリア人のモデルがいるんですけど、彼は自分のブランドを立ち上げたばかりじゃなくて、ライフスタイルブランドとして様々に活躍しててカッコいいなって思います。カーリー・クロスっていう女性はスーパーモデルとしてすごく成功したんですけど、NYU(ニューヨーク大学)に通って、IT業界への女性進出のために、自ら学んで道を拓いたっていう…彼女もまたカッコいい人なんです」

モデルという仕事は表舞台の華やかさばかりが際立ちますが、決して楽な仕事ではないはずです。現在26歳のベンジャミンさんがこの仕事を経てさらに魅力的な男性となり、どんな世界を広げていくのかが楽しみでなりません。

 

さて。ベンジャミンさんは先月末より、Ameba blogをスタートさせました。

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ベンジャミン official blog

記事の冒頭に書いた『取材前日の深夜までの撮影』とは、実はこれ。ビルの屋上で雨が降るなか(人工雨も足して)、びしょ濡れの状態での数時間は「めちゃめちゃ寒かった」そうです。

文字通り、ベンジャミンさんがカラダを張ってお届けするブログ。皆さん是非ともチェックしてみてください!

9th Jun. 2016